高次脳機能・神経科学

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前頭葉機能障害へのアプローチ:目標管理訓練(GMT)とは何か

前頭葉機能障害は、単に「知能が低下する障害」と考えると理解しにくい部分があります。 もちろん、注意力、処理速度、ワーキングメモリ、問題解決能力などが低下することはあります。しかし臨床場面で特に問題になりやすいのは、見えている、聞こえている、...
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脳はどうやって身体を動かしているのか?

―CPGと「両側支配/片側支配」をやさしく整理する―** 私たちは日常の中で、歩く、噛む、飲み込む、視線を動かすといった動作を何の気なしに行っています。しかし、これらの動作の背後には、脳と脊髄の精緻なネットワークが働いており、「どの動作をど...
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「見えないのに、避けられる」

—盲視を支えるサブコルチカル経路の話ー ある患者さんは、視野の一部が「まったく見えない」と言います。ところが、目の前に突然ボールを投げると、さっと身体が避けてしまう。彼は「今の、見えたわけじゃない。なぜか体が勝手に動いただけだ」と首をかしげ...
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パーキンソン病ってどんな病気?——「体のリモコン」が反応しづらくなる話

ある朝、いつものスニーカーを履こうとして気づく。靴ひもを結ぶ指が、なんだかスロー再生。歩き出すと片腕の振りが省エネモード。鏡の中の表情はミニマリスト。それがパーキンソン病(PD)の“入り口”かもしれません。 一言で言うと? 脳の黒質で作られ...
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半側空間無視(USN)入門:実務で使える整理+「燃える家」&表象無視まで

はじめに 脳卒中後のリハビリで、左側にあるはずの世界が“なかったこと”になる――そんな不可解な現象に直面したことはありませんか?半側空間無視(Unilateral Spatial Neglect:USN)は、視力そのものの問題ではなく、注意...
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トレイルメイキングテスト(TMT)徹底ガイド:構造・測定できる機能・日本語版の実際・歴史まで

**TMT(Trail Making Test:トレイルメイキングテスト)**は、紙筆で短時間に実施できる“実行機能スクリーニング”の定番検査です。この記事では、臨床現場でそのまま役立つように、検査の構造、そこから読み解ける認知機能・注意機...
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情動を生み出す「脳・心・身体」のダイナミクス

― 脳画像研究と神経心理学研究からの統合的理解 ― はじめに 近年、情動をめぐる神経科学的アプローチは飛躍的に発展し、心理学や精神医学の分野のみならず、脳科学・身体生理学といった幅広い領域を巻き込みながら、情動のメカニズム解明が進んでいます...
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ひらめきの源 ― デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の秘密

はじめに 新しいアイデアはどのように生まれるのでしょうか?職場での企画会議、研究のテーマ決め、あるいは趣味の作品づくりなど、創造性はあらゆる分野で重要なスキルです。不思議なことに、こうしたアイデアは集中して机に向かっているときよりも、散歩中...
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世界モデルとAI:本当に「意味」を理解する知能とは何か

― 物・自己・他者を構成できないAIの限界 ― 🧩 はじめに:「理解しているように見えるAI」は本当に理解しているのか? AIはすでに画像分類や自然言語処理で驚くべき成果を挙げています。ChatGPTのような大規模言語モデルは、複雑な質問に...
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ウィノグラード・スキーマ・チャレンジ

──AIは“彼”を理解できるのか? はじめに:言葉の背後にある「意味」をAIはつかめるか? 人間にとって、会話の中の「彼」「それ」などの代名詞が何を指しているのかを理解することは、さほど難しくありません。たとえば、 A「彼女が泣いていたのよ...